都会での暮らしを離れ、この場所での暮らしを始めてから1年が経ちました。
初めてこの場所と出逢ったのは、2年前。
雑木雑草が生い茂り、鎌を片手に入った事を覚えています。
緑が茂り過ぎ、敷地の奥に向かい歩いていこうとしましたが1本の鎌だけではその先の風景が見れませんでした。
そして1年前、この場所での暮らしを始めた頃、毎日朝から日が暮れるまで草刈り機とのこぎり、鎌とスコップで出来るだけ土地に沿うように、でも人間の営みができるようにと、”庭”と呼ばれるかたちを目指していました。
奥には小さな石垣が埋もれていたり、木々が生い茂るエリア、草が生い茂るエリア、場所場所で土の種類が違っていたり、沢山の発見がありました。
そして、今。
植物の恩恵を受け、おかげさまで”庭”らしくなってきています。
ここ1、2年前、自分がどうしていきたいか、どう暮らしていきたいか、生きていきたいか、ということに強く思いを巡らして、その想いをカタチにしていきたいと黙々と前を向いて進んできたように思います。
近頃になって深く思うこと、”この土地がどうありたいと想っているか”ということ。
日々、観察し、大切なこの土地との対話に励んでいます。
そう思えるようになったのも、日々大いなる自然の恩恵を受けているという実感と、この場所の持つエネルギーに守られて暮らしているということを深く感じることができたから。
人の暮らしは人だけでなく、沢山のモノに支えられて生きていけているということ。
そんな大切なことをこの土地が教えてくれています。
この場所に感謝し、この場所が輝くカタチに僕たちができることで力添えをし、引き続き大切なこの場所との暮らしを楽しんでいきたいと思う今日この頃です◎